台湾の日常 ~元宵節の過ごし方 (元宵を食べよう)~

2月15日は、旧正月から数えて15日目の満月の日で、この満月となる日を「元宵節」(小正月)と呼びます。この日をもって旧正月の一連行事が終わりを迎えるとされていて、清朝時代は、農民は次の収穫に向けた畑仕事に取り掛かるという節目の日でありました。
現在でも台湾はこの元宵節を非常に重視していて、各地でランタンフェスティバルや爆竹を使ったお祭りが行われるのですが、各家庭でも「元宵」というお団子のような伝統スイーツを食べる習慣があります。

「元宵」はどんなスイーツ??
普通のお団子は粉をこねて作りますが、元宵はもち米粉の入ったザルにゴマ餡や小豆餡、ピーナッツ餡など核になるものを入れ、ザルを揺すって餡を転がし粉をまぶしていきます。これをゆで浮き上がってきたら出来上がりです。食べればわかりますが、日本で食べる白玉団子などとは舌ざわりがまったく違い、まるで繭(まゆ)を食べているかのようで舌先でとろけていきます。