台湾の日常 正月の過ごし方 (元宵節)

「元宵節」は日本でいう「小正月」です。旧正月のことを台湾の人たちはよく「過年」とも言いますが、この「元宵節」は、「小過年」とも呼ばれていて、数ある年間行事の中でもお正月の締めくくりとして、旧正月=「春節」に次ぐ、にぎやかな大型伝統文化イベントが行われます。
台湾ランタンフェスティバル(台湾燈會)は、1990年からスタートし、旧正月のシーズン年々人気を集めている台湾を代表するお祭りです。国を挙げて行われる台湾ランタンフェスティバルは、各年で選ばれる台湾国内の選定された都市で行われます。その他、台北、高雄などの主要都市では、市主催のお祭りも開かれます。


今年行われる「2022年台湾ランタンフェスティバル」は主催地が高雄市になり、「伝統とイノベーションを越えて」というコンセプトで企画されています。伝統的なランタンアートに異なるジャンルのアート、ハイテクを取り入れ、工芸家や芸術家が創意を発揮できる選択肢を広げたことで、ランタンフェスティバルは国内外の工芸家や芸術家、ランタン職人が創作の幅を広げられる場となり、来場者がランタン作品と触れ合い、新たな体験ができる場を創り出しています。伝統的なランタン製作技術が伝承されているだけでなく、新しいアイデアによってこれまでにない要素が盛り込まれ、「伝統」と「現代」の融合により、伝統的な民俗行事を奥深いものにし、中華圏では個性的な元宵節イベントとなりました。
衛武営会場-マインランタンエリア 2/15-2/28
来年は海外旅行が解禁になることを願って、来年の台湾の伝統イベント『光の祭典』を楽しんでみてはいかがですか?