台湾観光で必ず訪れたい漢方の購入スポットをご紹介します。

迪化街(ディーホアジェ、Dihua Street)は清朝時代から貿易で栄えた歴史ある老街(ラオジエ)です。1860年に開港した淡水港の発展と共に、茶葉・漢方薬・布地など多くのモノがこの場所に集まり、賑わってきました。
バロック様式の建築物や、昔ながらの街並みが続くメインストリートには、漢方乾物店やレトロな台湾雑貨店、お洒落カフェなどが密集。「昔ながらの良き台湾」の魅力が詰まった場所になっています。
迪化街は心が落ち着く漢方の生薬の香りが漂っていて,日本統治時代には台北の代表的な生薬の問屋街でした。
現在は、約200店の生薬店があると言われていて、そのうち9割が卸売業者です。多くは仲卸で、大規模な卸売だけでなく、消費者への小売も行っています。
また、漢方医学の医師による診察と小売を行う複合型の漢方薬店もあります。
今回、私たちBobeeが販売のお手伝いを行うことになった「黃裕生藥行」はそうしたお店の一つです。

3代目店主さんは中藥醫學院を卒業し、夫婦で漢方薬の知識と今まで店舗の経験を生かして、「伝統的な生薬の包装やデザインを工夫するなど、消費者のニーズに合った形で新たな市場を開拓する」というのをコンセプトに、日々お仕事をされています。
また迪化街には百年以上の歴史を持ち、縁結びに御利益があるとされている台北霞海城隍廟があります。

中でも月下老人像を参拝すると赤い糸で結ばれた運命の人と出会えると言われ、熱心に参拝する人が後を絶ちません。また夫婦円満の御利益もあるそうで、結ばれてお礼参りに訪れるカップルの姿もよくみかけます。迪化街の通り沿い、永楽市場の隣りにありますので、ショッピングがてら参拝してみてはどうでしょうか。